こんにちは(^^)/
山形県も遅ればせながら梅雨入りとなりました。これからどんどん夏めいて来るのですね~。
こちらは、いまだに朝晩は肌寒い日が多いので、夏が酷い猛暑になるというのは、なかなか想像出来ずにおります…。
関東地方の、暑くて有名な某市、既に当たり前のように真夏日があったようですが、その市内在住の友人(出身は山形県内です)は、30度を「涼しい」と言っておりました…。
人間の適応力はすさまじいと思います(*_*;
そういえば最近、ふと考えたことがありました。
「普通はこうだよ!」「普通、そんなことしないよ!」という言葉。
身近な人に、たまに言われるのですが…(苦笑)
「あなたは普通じゃない!変だ!」と言われているってことですよね。
なんだかこの言葉、嫌な気持ちになるし、いつも違和感を覚えるんですね。
そもそも「普通」とは?と考えて、シオンの本棚に鎮座する分厚い広辞苑(年季の入った第4版!!)を開いてみました。
広辞苑によれば、
『普通…①ひろく一般に通ずること。②どこにでも見受けるようなものであること。なみ。一般。対義語:特別、専門』
だそうです。
では、対義語に挙げられている「特別」とは?(「専門」は、主旨と外れるのでちょっと置いておきます…)
『特別…普通一般とちがうこと。特に区別されるもの。格別。』
だそうです。
「普通」という言葉には絶対的な価値は含まれておらず、「まあ、多くの人に共通することかもね」位の印象を受けます。
また、対義語の「特別」という言葉に、「変だ」という意味は含まれていません。
ちなみに、「特別」と似ているけれど少しニュアンスの異なる「特殊」という言葉の意味は、
『特殊…①普通と異なること。特別であること。対義語:一般 ②全体に共通するようなものではなく、そのうちの若干のものについてだけいえる性質のこと。対義語:普通』
だそうです。
では、「普通はこうだよ!」の言葉に含まれる「普通」って何でしょうか?
「普通」の対義語には、「変だ」という意味は含まれていないのに、なぜ、「変だ!」というメッセージを感じるのでしょうか。
つまりは、「普通はこうだよ!」の言葉は、相手に「普通」が何なのかを教えたいための言葉ではなく、
「あなたのしていることは、私には受け入れ難い。だって、私が知っている“普通”と違うもん!」
という、自分の不快な気持ちを伝えたいための言葉なのかな…と思います。
それに、自分の思っている「普通」って、本当に「普通」って言いきれる?
ここら辺の人たち限定じゃない?私はそれは「普通」って思わないよ?
…なんて、ひねくれた私は思ってしまうのです(^_^;)
もし「普通はこうだよ!」という言葉が、
「私はこうするのが当たり前だと思ってたから、あなたのしてることが何か気になっちゃう!」
という言葉だったらどうでしょう。
「あ~、そうなんだ、でも私はこうするかな~、ダメかな?これもいいと思うんだよね~」
って、お互いに会話する方向に行けるのにな…。
なんて、考えていた今日この頃です。
ちなみに、
社会で生活するための大きな「ルール」や「マナー」はまた別の話と思います。
ただ、身近な誰かが、どこかで見かけた誰かが、自分の思う「普通」と違っていたとき、もしかしたら、今まで知らなかったことを知る、相手とじっくり会話をする、ちょっとしたチャンスなのかもしれないなと思いました(^^)
<ぐり>
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