こんにちは。シオンのオカルト担当のポチです(^-^)/
2018年もだんだんと終わりが見えてきましたな。一年経つのが本当に早いΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
シオンでは無事2大イベントのシオンセミナーと東北ブロック研修会が終了し、後は普段の相談業務をどれだけ丁寧に行えるかというのが、当面の課題ということになりますね。
最近たまに「文化圏が違うような地域の人から相談が来たらどうする?」なんて思うことがありまして、そんな折にナショナルジオグラフィックスから面白い記事を見つけたので紹介します。
2012年6月に、ブルガリア南東部の黒海沿岸の都市ソゾポルにある古い教会の地下から、700年前の埋葬された2つの遺体が発見されました。
遺体はどちらも胸に金属の棒が刺してあり、歯が引き抜かれています。
これは当時のブルガリアでは、死者が吸血鬼として甦るという考え方があったそうで、実はヨーロッパではそれほど珍しい形での埋葬では無いのだそうです。
【吸血鬼の法医学】で有名なナショナルジオグラフィックの歴史学者マーク・コリンズ・ジェンキンスは、著書の中で次のように述べています。
「数千年前の墓からは、杭を打ち込まれたり、縛られた遺骨がいくつも見つかっている。うつぶせや、首を切断された状態で埋葬される場合もあった。いずれも、死者が墓から出て襲ってこないようにするためだ。」
古くから吸血鬼伝説が最も浸透していたのは東ヨーロッパですが、その始まりは17世紀頃と考えられているので、700年前のブルガリアでこのような形で埋葬された遺体が発見されたということは、つまりここでは13世紀頃から吸血鬼伝説が息付いていたということになります。
ブルガリア国立歴史博物館館長のボジダル・ディミトロフは、
「中世の【異教信仰】では、タブーとされる行為を犯した人物は死後、吸血鬼へと変身し、生者を苦しめると考えられていた」
と、ロイター通信の取材に語っているということですが、この【異教信仰】がブルガリアで最も盛んだったのが12世紀から14世紀頃ということらしいので、まさにこれが、この埋葬文化への呼び水となったのでしょう。
どの国にも他国から見ると【奇妙】と思えるような文化がありますが、それは歴史が古い程に精神的な面で大きな意味を持っていることが多いようです。
このような吸血鬼をイメージさせるような文化は、私たち日本人からは奇妙に見えるかも知れませんが、同様に私たちの古い文化の中にも、他国から奇妙と思われているものがたくさんあるのでしょうね。
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