浦島太郎は、なぜ、島に戻ったの?

こんにちわ!!『べこ』です。
 当村の住職の今月の話は、『浦島太郎は、なぜ、龍宮城から島に戻って来たのか—?』という内容でした。
誰もが知っている昔話なので、物語のあらすじは省きますが、浦島太郎は助けた亀と一緒に竜宮城に行き、毎日、毎日美味しい物を食べ、歌ったり、踊ったりして楽しんでいたのに、どうして島に帰ったのでしょうか。帰らなかったら、白髪のお爺さんになることもなかったのに—。
 それは、来る日も、来る日もお客様扱いをされて楽をしていたけれども、何か満たされないものがあったのでしょうね。家族のことを想ったのか、故郷のことを想ったのか、それとも仕事のことだろうか。それは、浦島太郎に聞いてみないと分かりませんが、では満たされない、の豊かさを考えさせられた夜でした。
 又、孝行息子が家を新築し、親のために立派な部屋を造ったお話も聴きました。
 その部屋は、トイレ付きで大型テレビも備えられて、そこに居るだけで用が足せるのでした。外に出る必要もなく、話し相手は専らテレビだったそうです。
 その方が、その後、どのように変わっていったのかは想像がつくと思います。
 古希も近い『べこ』としては、自分らしい生きる喜びって何だろう!!と、つい考えてしまいますね。
   マイペースで良いのにね(。-_-。)

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