3月半ばになり、あちこちに春の気配も感じられるようになりました。
川原には、ふくらんだ猫柳が・・
先月、シオンでは地区の里親さんたちをお招きして、懇談会を開きました。
里親制度、ご存じでしょうか?
名称は知っていても、制度となると知らない方も多いかもしれません。
いろいろな事情で家庭で生活できなくなっている子どもたちを、都道府県知事が認定した里親さんへ養育を委託し、家庭的な環境のもとで、養育していく制度です。
里親さんには、4つの種類があります。
1、養育里親:事情により親元で生活できない子どもが、家庭に帰れるようになるまで、もしくは18歳になるまで養育します。
2、専門里親:虐待を受けたり、障がいがあるなど、専門的な援助を必要としている子どもを養育します。
3、養子縁組希望里親:養子縁組が望まれる子どもを、自分の養子とすることを前提に養育します。
4、親族里親:両親の病気や死亡など何らかの事情ある場合、子どもの扶養義務者やその配偶者が里親として養育します。
シオンでは、里親さん同士の交流や日頃の思いを話す場として、年2回、本体施設と合同懇談会を開いています。
先月は、東北公益文科大学の竹原幸太准教授より、『子どもの「荒れ」と向き合う仕組みと視点』というテーマで講話していだきました。参加した里親さんからは質問も出され、竹原先生から答えていただくなど、とても有意義な時間になったようです。
里親に登録されている方は、まだまだ少ないのが現状です。里親の受付窓口は児童相談所ですが、市町担当課でも受け付けています。シオンでは、里親さんの相談や支援を行っていますので、制度に関心や興味がある方、詳しくお知りになりたい方は、気軽に声をかけてください。
<ウリ坊>
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