2,3日寒い日が続きましたが、今日は暖かい一日です。近くの公園の桜の花も咲き始めました。
在原業平の 『世の中にたえて桜のなかりせば 春の心の のどけからまし』という和歌があります。もし、この世の中に桜というものがなかったなら、のどかな心で春を過ごせるだろうに・・という意味です。本当に、そうですね。桜が咲き始めると、どことなくそわそわします。娯楽に事欠かない現代でもそうなのですから、業平が生きた平安時代初期はなおさらだったでしょう。青空と満開がそろえば、花見をしないと損をしたような気分にさえ、なってきます。
日本は4月に新年度になるので、入学、進級、就職といった新しい場面を春に迎えることになります。人も場所もすっかり新しくなったところで、奮闘している子どもたちも多いでしょう。張り切って予定や行事をいれすぎて、自分の容量を超えてしまうことがあります。
疲れをためないためには、早寝早起きを心がけて規則正しい生活を過ごすことです。週末などにたまった疲れをとろうと、昼まで寝ることは逆効果です。かえって、自律神経を乱してしまうそうです。十分な睡眠と食事をとって、無理なく新しい場所に慣れていってほしいと思います。
<ウリ坊>
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