〝放課後〟を提供する。

こんにちわ!べごのおばさんです。
 今回は、地方紙・山形新聞の『青春群像』欄を紹介します。『やまがたこどもアトリエ』主宰の吉田祐子さん(29)のことです。
 吉田さんは埼玉県の出身ですが、山形の大学に在学中、地域活動『みつけたむぎの』に取り組んだそうです。そこで地域活動の魅力を知り、もっと密に関わる仕事がしたいと思い、卒業後も山形に留まることにしました。
 吉田さんは地域活動のつてで『公益のふるさと鶴岡』に就職、そこで、『地域の放課後づくり』事業に携わった。そして、〝放課後〟というコンセプトの面白さに、自分たちにとっても〝放課後〟の時間を、子ども達の豊かな〝放課後〟のための環境づくりの活動に充てることにしました。
 吉田さんは〝放課後〟を、「子どもたちは、学校では先生のまなざしやクラスメートのノリ、家庭で゛は親の期待に合わせるため、ものすごく頑張っている。必要なことではあるのだろうが、そればかりでは辛い。だからこそ、そこから解放される時間や空間=〝放課後〟が必要です。」と語る。
 ではなぜ地域なのか。「地域にはいろんな背景や技術をもった人がいます。学校や家庭で相手にしてもらえないことでも、それに思いを馳せてくれる人や、寄り添って話を聴いてくれる人、付き合ってくれる人がいる。そういう人たちと出会ったり、繋がったりできる機会が〝放課後〟。自分自身がそういう〝地域〟=〝放課後〟に救われてきた感じがあります。」と、吉田さんは続ける。
★活動内容
〇絵具遊びや自然物を使ったオーナメントづくりなどの造形プログラム。
〇森の仕事や山伏修行などの地域のなりわい体験プログラム。

 載っている写真には、絵本を読んでいる子どもに向ける穏やかな“まなざし“の吉田さんがいます。なんだかホッとしますね。
 長い道のりだと思います。慌てず、急がず、吉田さんの歩みで良いと思います。

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